

― ラザール・ベルマン最後の弟子―
カナダ・バンクーバーに生まれ、3歳よりピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部で学んだ後、カナダに留学。ユージン・スコボロドゥニコフに師事し、ロシア・レニングラード派の基礎を学ぶ。1996年、巨匠ラザール・ベルマンと出会い、翌年より師事。イタリア・フィレンツェにて8年間にわたり研鑽を積み、ベルマン最晩年の弟子としてその芸術を継承する。1995年ローマ国際ピアノコンクール第3位。1997年カナダ・キワニス音楽コンクール(ピアノ独奏・協奏曲部門)総合第1位ほか受賞。東京・カザルスホールでのデビュー以降、NHK-FM出演をはじめ国内外で演奏活動を展開。ヨーロッパ、北米、南米各地でリサイタルを行い、リトアニア・カウナス管弦楽団、チリ・アンドレス・ベジョ管弦楽団などと共演。近年はカーネギーホール(ニューヨーク)、ハンガリー・リスト音楽院ホール、サントリーホールでのリサイタルにおいて、聴衆の熱狂的な支持を得ている。また、学術研究機関における演奏活動にも取り組み、国立天文台、東京大学、慶應義塾大学、イスラエル・テクニオン工科大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校など、国内外の研究機関に招聘されている。フランツ・リスト直系の系譜を受け継ぐベルマン最後の弟子として、ロマン派作品の精神性とドラマ性を深く掘り下げる演奏で知られる。その演奏は、繊細さとダイナミズムを併せ持ち、音そのものを超えて空間と聴衆を巻き込む強い求心力を持つと高く評価されている。音が響くのではなく、空間そのものが共鳴する体験を生み出す演奏として、多くの聴衆に強い印象を残してきた。現在、音・沈黙・空間の関係性を見つめ直し、音楽が“起きる”瞬間を探求している。
プログラム例
サティ:グノシエンヌ 第1番
シューマン:予言の鳥
ラフマニノフ:リラの花
ドビュッシー:月の光
ショパン:幻想即興曲
リスト:泉のほとりで
リスト:エステ荘の噴水
ラフマニノフ:楽興の時 第4番
シューマン/リスト:献呈
ラフマニノフ:愛の悲しみ
リスト:ラ・カンパネラ
など

